4月の魚病診断情報

更新日:2020年06月15日

初めまして。南勢種苗センターで魚病診断を担当している山本です。

今月より町内魚類養殖業者の方々より依頼された魚病診断の結果を掲載いたします。

診断依頼があった1ヶ月分をまとめて翌月に掲載しますのでどうぞよろしくお願いいたします。

4月の魚病診断結果

魚種 魚病名 年齢 魚体重(平均) 被害
マダイ 異常なし 1 312.0g なし
マダイ 異常なし 2 648.3g なし
マダイ 異常なし 2 880.0g なし
マダイ ビバギナ症、トリコジナ症 1 230.0g 10尾/日
マダイ ビバギナ症 1 190.0g 10尾/日
マダイ ロンギコラム症 1 123.0g 数尾/日

*5月は依頼がありませんでした

 

ビバギナ症:単生類のビバギナ・タイが鰓弁に多数寄生し、血液を吸って鰓が貧血する。貧血が極度に進むとへい死する。薬浴が有効。

 

ロンギコラム症:鉤頭虫の直腸への寄生による。本虫は腸管を貫通して腹腔内に吻頸部を突出し,胴部を腸管内に残して体表から栄養分を吸収する。少数の寄生はごく普通にみられ,大きな問題はないが,重篤寄生の場合は成長不良,やせ症状を呈する。効果的な治療対策法はない。

 

魚病診断のお問い合わせは下記の南勢種苗センターまでご連絡ください。