10月の魚病診断情報

更新日:2020年11月11日

10月の魚病診断はマダイのイリドウイルス感染症、エドワジエラ症、心臓へネガヤ症。シマアジのイリドウイルス感染症、ミコバクテリア症を診断しました。海水温はイリドウイルス感染症が発症する目安とされる25度を下回っておりますが、魚の健康状態やストレスにより発症するので注意してください。

 

10月の魚病診断結果

魚種 診断件数 魚病名 年齢 魚体重(平均) 被害
シマアジ 4 イリドウイルス感染症、ミコバクテリア症 0,1 98~865g 5~60尾/日
シマアジ 2 イリドウイルス感染症 1 647~680g 4~10尾/日
マダイ 1 イリドウイルス感染症、エドワジエラ症 0 50g 30~100尾/日
マダイ 1 心臓へネガヤ症 0 367g 8尾/日
マダイ 1 エドワジエラ症 1 391g 30~40尾/日

 

ミコバクテリア症
本症はブリ、カンパチ、マサバのほかカワハギやシマアジでも発生が確認されている。夏の終わりごろから初冬にかけて発生し、盛期は9~10月頃である。症状は腹部膨満、鰓蓋や口部の出血、体表の潰瘍などであるが、症状を呈しないものもみられる。腹部を開腹すると臓器に多数の白色結節が形成される。大量死することはないが、有効な対策が無く慢性化しやすい。

 


魚病診断のお問い合わせは下記の南勢種苗センターまでご連絡ください。