5月の魚病診断情報

更新日:2021年06月07日

令和3年度1回目の魚病情報です。今年度も引き続き南勢種苗センター山本が魚病診断を担当しますのでよろしくお願いいたします。
5月の診断はマダイのビバギナ症1件でした。単生類のビバギナ・タイが鰓弁に多数寄生し、血液を吸って鰓が貧血します。貧血が極度に進むとへい死します。薬浴が有効です。
4・5月は例年と比較して診断依頼が少ない状況でした。マダイでは稚魚が導入され、季節的にビバギナ症、エピテリオシスチス症の診断が多くなります。餌食い、遊泳状況などに注意していただき、気軽にご相談いただければと思います。

 

魚種 診断件数 魚病名 年齢 魚体重(平均) 被害
マダイ 1 ビバギナ症 1 496g 50~90尾/日

 

魚病診断のお問い合わせは下記の南勢種苗センターまでご連絡ください。