6月の魚病診断情報

更新日:2022年07月12日

6月の魚病診断はマダイのエピテリオシスチス症1件でした。
本症は主にマダイ種苗導入期~夏季にかけて稚魚で発生します。鰓に少数のシスト(のう胞)がみられてもほとんど問題はないが、重篤な場合は呼吸障害になり大量死に結びつく場合もあるのでご注意ください。本菌は水平感染することが確認されていますので、健康な魚にうつさない為にも早期に発見をして対処することが重要です。魚の様子がおかしい時はご相談ください。
また、7月に入り海水温が上昇しています。夏季から秋季にかけて魚種により異なりますが、エドワジエラ症、レンサ球菌症、イリドウイルス感染症等が発病しやすい水温域になっていますのでご注意ください。

 

6月の魚病診断結果

 

魚種 診断件数 魚病名 年齢 魚体重(平均) 被害
マダイ 1 エピテリオシスチス症 0 74g 3尾/日

 

魚病診断のお問い合わせは下記の南勢種苗センターまでご連絡ください。