臨時・五ヶ所湾海況調査情報令和5年8月17日号

更新日:2023年08月17日

調査日時

令和5年8月17日午前9時46分~午前10時50分

                      午後3時00分~午後5時00分

観測場所

船越定点・五ヶ所浦定点・神原湾口・小田浦定点 他

本日の観測結果

 

本日は定期観測を行う予定でしたが、昨日8月16日に杉の浦湾口において着色が見られ、

最高細胞数は7,190細胞/mlが確認できた為、その海域の臨時観測を行う事としました。

また、本日の午後にも宿浦・礫浦・迫間浦・五ヶ所浦より着色の情報がありました。

 

0~10mの水温及び溶存酸素量は、水温27.8~29.0度、溶存酸素量5.4~9.1mg/lです。

本日の観測海域の所々で、赤潮による着色が確認されました。

このプランクトンは、南勢種苗センターと三重県水産研究所によりカレニア・sp(属)と推測され

細胞数は0~7,890細胞/mlで、現在、種類の特定を行っております。また五ヶ所湾において

高密度の部分が移動または各所で発生している様に思われます。

推測されるカレニア・sp(属)においては魚介類のへい死を引き起こす危険性があり、過去にも

魚類の他、貝類(アワビ、サザエ)などのへい死が見られた事例がありますので、今後の動向には

十分注意してください。

 

なお現在、英虞湾などで発生しているカレニア・ミキモトイとは違う種類と確定は出来ております。

 

各観測地点詳細データは下記のExcelファイルをご覧ください。

海況調査情報データのダウンロード