臨時・五ヶ所湾海況調査情報令和5年9月6日号

更新日:2023年09月06日

調査日時

令和5年9月6日 9時27分~午前10時27分

観測場所

礫浦定点・迫間浦定点・船越定点・五ヶ所浦定点・神原湾口

本日の観測結果

本日は、先日よりの五ヶ所湾におけるの赤潮の状況把握のため臨時観測を行いました。

0~10mの水温及び溶存酸素量は、水温28.7~30.3度、溶存酸素量3.8~10.5mg/lです。

本日の観測では、まだ五ヶ所湾全域で着色は見られますが、特に礫浦、迫間浦海域、などで

濃厚部が見られます。

 

プランクトンの種類については、礫浦、迫間浦海域で最高細胞数1,950個体/mlのヘテロカプサ

・サーキュラリスカーマが確認されました。

今回、確認されたヘテロカプサ・サーキュラリスカーマにおいては魚介類のへい死を引き起こす

危険性があります。

特にアコヤ貝などの二枚貝のへい死を引き起こす有害種ですので、今後の動向や、貝の状態には

十分注意してください。

 

また、先日のカレニア・ミキモトイについても、今回は少数ですが引き続き注意をしてください。

 

五ヶ所湾全域において、最高細胞数1,680個体/mlのタカヤマ・sp(属)が確認されています。

この種類においては、あまり漁業被害の報告はありません。

 

現在、五ヶ所湾において多種類の赤潮プランクトンにおける高密度の部分が、移動または各所で

発生していますので、今後の動向に十分注意して下さい。

また、水深5mより深い所において低酸素状態となってきており、湾奥部の表層においては30度以上

の高水温となっていますので、「うみログ」などを活用し注意してください。

 

*「うみログ」についてのお問い合わせは、南勢種苗センターまでお願いします。

 

各観測地点詳細データは下記のPDFファイルまたは、Excelファイルをご覧ください。

海況調査情報データのダウンロード