消防団・消防団員とは

更新日:2021年06月03日

消防団は、本業を持ちながら、「自分たちのまちは自分たちで守る」という精神に基づき、地域の安全と安心を守るために活躍している人たちが集まる、市町村の消防機関の一つとして、ほとんどすべての市町村に設置されています。

消防団員は、消防・防災に関する知識や技術を習得し、火災発生時における消火活動、地震や風水害といった大規模災害発生時における救助・救出活動、警戒巡視、避難誘導、災害防ぎょ活動などに従事し、地域住民の生命や財産を守るために活躍しています。また、平常時においても、訓練のほか、応急手当の普及指導、住宅への防火指導、特別警戒、広報活動などに従事し、地域における消防力・防災力の向上において重要な役割を担っています。

消防団員の身分・処遇について

消防団員は、火災その他の災害から郷土や住民を献身的な活動で守り、しかも代価を求めない崇高な精神のもとで 参画した人達です。

したがって、同じボランティア活動でも消防団の仕事は、危険を伴いますので、国、県、南伊勢町では、その労苦に 報いるため様々な補償を行っています。

消防団員の身分

消防団員はその任務の重要性から、その身分は町長、町議会議員などと同じ「特別職の地方公務員」です。(地方公務員法第3条第3項第5号)

消防団員の処遇

消防団員の制服・制帽・活動服などは、南伊勢町から貸与されます。

また、消防団活動の労苦に報いるため、わずかですが、報酬と火災・水害出動及び訓練などの職務に従事した場合には出動手当てを支給することとなっています。

消防団員が消防団活動により万一怪我などをした場合には、公務災害補償がありますので、安心してその活動に従事していただけます。

消防団で多年にわたり活動して退団した場合に、その労苦に報いるため、在職年数に応じた「退職報償金」を支給 することとなっています。

消防団活動の功労に対して、消防庁長官・三重県知事・南伊勢町長などから各種の表彰を授与されます。

消防団員の福利厚生について

南伊勢町では、日本消防協会の消防団員等福祉共済に消防団員全員を対象に加入しており、団員に死亡・障害・入院(7日以上)等が発生した際には見舞金の支給がされる場合があります。

その他、希望に応じて個人年金などに加入できます。

また、消防団員は、「みえ消防団応援の店」に登録された商店・事業所等では割引・優遇等のサービスを受けられます。

「みえ消防団応援の店」登録店及びサービス内容の詳細については、三重県消防協会の公式サイトをご確認ください。