移住のカタチ(令和元年12月号)

更新日:2020年12月22日

naomiryou
kazokumikan

移住のカタチ 「きちゃった南伊勢」

このコーナーは移住定住コーディネーターが南伊勢町へ移住された方(I・Uターン)や移住者を受け入れる側を取材して紹介していくコーナーです。

今回はIターン者を紹介する「きちゃった南伊勢」です。

 

今月は内瀬の久保なお美さん(53)を紹介します。

埼玉県出身のなお美さん。内瀬出身の亮さん(49)と埼玉県の職場で知り合い、2018年10月結婚をきっかけに南伊勢町に来られました。

夫の亮さんは内瀬の「油屋」というみかん農家の3代目。

西川:こんにちわ。収穫でお忙しい時期にすみません。

なお美:いいえ。今日は家族で極早生の上野という品種の収穫をしているんですよ。

西川:すごくいい景色!みかんがたくさん実をつけてますね~。早速、宜しくお願いします。なお美さんは埼玉から内瀬にお嫁に来られたんですね。

なお美:そうなんです。埼玉で出会った亮さんが先に内瀬へUターンして。遠距離でお付き合いしてたんですが結婚を機に私も内瀬にきました。

亮さん:だまして連れてきた!(と、インタビューに割り込みする亮さん)

西川:久保さんところの屋号は「油屋」さんだけど、みかん農家さんなんですね(笑)。田舎の農家に嫁がれることに迷いはありませんでしたか?

なお美:埼玉では母と2人で暮らしていましたので、実は母が少し反対しました。でも、来ると決めていたので!迷いはありませんでした。

西川:おお~!意思は固かったんですね。今はお母さんは賛成されていますか?

なお美:はい、大丈夫。時々埼玉にも帰ってます。

西川:良かったです。なお美さん、お仕事は伊勢市へ通われているそうですね。どうやって見つけられたのですか?

なお美:向こうにいるときからハローワークで求人情報を見て探していました。南伊勢町内の職場はほとんどなくて伊勢市で働くことになりました。でも内瀬から車で40分で通えますので、全然苦ではないですよ。東京では1時間半かけて通勤するのが普通ですから。

この時期は週末に、みかんの仕事を手伝っています。

西川:なるほど。生活で不便さを感じることはありますか?

なお美:「買い物できるお店が少ない」と思うことはあります。

西川:そうですね、都会に比べたらかなり少ない…。最後に南伊勢に来て良かったなぁと思うところを教えてください。

なお美:まず、食べ物です。魚も野菜も新鮮で安く手に入ること。それと自然が豊かで星がきれい。盆踊りや餅まきなど田舎ならではの行事も多くて楽しんでいます。なによりお父さんもお母さんも明るくて、私を大事にしてくれることです。

西川:旦那さんもいますしね!今日はどうもありがとうございました。

インタビューを終えて、久保さん一家と一緒にみかん畑で談笑して、ひと休み。

美味しいみかんを食べながら、幸せを分けていただいた気分になりました。