移住のカタチ(令和2年8月号)

更新日:2020年12月22日

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移住のカタチ 「きちゃった!南伊勢」

このコーナーは移住定住コーディネーターが南伊勢町へ移住された方(I・Uターン)や移住者を受け入れる側を取材して紹介していくコーナーです。

今回はIターン者を紹介する「きちゃった南伊勢」です。

 

今月は切原の山田史也(やまだ ふみや)さんを紹介します。山田さんは奥様ともうすぐ2歳の息子さんと共に2019年11月に南伊勢町に移住されました。現在、若者チャレンジ応援事業の制度を利用して泉でみかん農家として働いています。

 

西川:こんにちは。お仕事帰りにありがとうございます。(切原のお宅にお邪魔しました)

山田さん:こんにちは。よろしくお願いします。

西川:早速ですが、山田さんはこれまで色々な場所で生活して、仕事をしてこられたとお聞きしました。どういったことをされてきたのですか?

山田さん:北海道出身ですが、沖縄でゲストハウスをしたり、季節労働をしながら全国をまわって暮らしました。各地に宿泊する場所もあって、そういう暮らしをする若者が結構いるんです。

結婚を機に和歌山の那智勝浦へ移りました。“海が綺麗なところ”というのと妻の母親が鈴鹿にいるので近くに、という理由でした。夏はみかん、冬は酒蔵の仕事をしていました。

西川:酒蔵の仕事!私の憧れです(笑)。南伊勢町にこられたのは何かきっかけがあったのですか?

山田さん:子供を育てるのにさらに環境の良い場所を求めて移住しました。“海が綺麗なところ”ということで南伊勢のことは以前から知っていました。切原は病院(小児科)も近くにあるし、買い物もすごく便利。鈴鹿もさらに近くなりましたし、自然の中で子育てができて、とてもいい場所だと感じています。

西川:家の周りに山も川もあって、良い環境ですよね。みかんの仕事の他に、田んぼや畑もされているとか。

山田さん:畑は家庭菜園程度です。米作りは勉強中。家の近くに田んぼを貸してもらっています。田をおこす時には機械も貸してもらえました。

西川:山田さんにはこれまでの経験から何でもできる器用さがあるなぁと感じますが、協力してくださる周りの方にも恵まれていますよね。

山田さん:子供に声をかけてもらったり、昔の話を聞かせてもらったりと色々良くしてもらっています。まずは町の人に自分を知ってもらうことが大事ですよね。体を動かして、できることをやりたい。自分の生活のためだけでなく、地域の役に立てる仕事ができるといいなぁと思っています。「一次産業の便利屋」といったところですかね。

西川:なるほど!南伊勢に合ったスタイルかもしれません。これからも頑張ってください。

南伊勢町でできる生活を家族と一緒に楽しむ。お話をお聞きして、山田さんのような暮らしを望む若者が南伊勢にも増えてくるのではないかと思いました。