2月の魚病診断情報
2月の魚病診断はマダイのエピテリオシスチス症でした。鰓に多数のシスト(のう胞)を形成し呼吸障害になりへい死します。 鰓を顕微鏡で観察して診断をします。餌食いが悪い、遊泳が緩慢など様子が変わった時はご相談ください。 (11月から1月は魚病診断はありませんでした)
2月の魚病診断結果
魚種 | 診断件数 | 魚病名 | 年齢 | 魚体重(平均) | 被害 |
マダイ | 1 | エピテリオシスチス症 | 0 | 19g | 50尾/日 |
エピテリオシスチス症
主に種苗導入期~夏季にかけて稚魚で発生する。鰓に少数のシスト(のう胞)がみられてもほとんど問題はないが,重篤な場合は大量死に結びつく場合もある。クラミジア類の細菌(0.5~0.7μmの球形ないし卵形)が鰓上皮細胞に感染してシスト(10~400μm)が形成される。宿主側の反応として上皮細胞の著しい増生,粘液の過剰分泌,白血球の浸潤などが起こり鰓弁が棍棒化し,呼吸障害に陥る。本菌は水平感染することが確認されている。
魚病診断のお問い合わせは下記の南勢種苗センターまでご連絡ください。
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南伊勢町南勢種苗センター
〒516-0221
三重県度会郡南伊勢町宿浦672-5
電話:0599-69-3161
更新日:2021年03月03日