臨時・五ヶ所湾海況調査情報令和5年2月20日号

更新日:2023年02月20日

調査日時

令和5年2月20日午前9時18分~午前9時45分

観測場所

佐田定点・神津佐定点・下津浦定点・木谷定点

本日の観測結果

本日は、先日よりのアレキサンドリウム・パシフィカムの状況を把握するため臨時観測を行いました。

0~10mの水温及び溶存酸素量は、水温15.4~15.5度、溶存酸素量8.0~8.3mg/lです。

 

本日の調査でも着色は見られず、さらに減少傾向にありますが、アレキサンドリウム・パシフィカム

(旧名 カテネラ)の、細胞数は0~1個/mlで確認されています。

また、前回に確認されたギムノディニウム・カテナータムは確認されませんでした。

今回も細胞数の減少において計数精度を上げるため1mlで計数を行いました。

これらの種類は少ない細胞数であっても麻痺性貝毒を産生し二枚貝のほか二枚貝を捕食するカニ類を

毒化させる事があるので今後の動向に注意して下さい。

 

二枚貝の餌となる珪藻類は14~1,308細胞/で主にキートセロス属でした。

 

注:細胞数は少なくなってきていますが、2月16日の検査では、この海域の二枚貝から国の規制値の4MU/gを超える「マガキ4.4MU/g ヒオウギガイ100MU/g」が検出されております。関係機関などの今後の情報に十分注意して下さい。

 

詳しくはこちら

三重県|水産業総合:貝毒検査結果速報

https://www.pref.mie.lg.jp/SUISAN/HP/38844033584.htm

 

各観測地点詳細データは下記のExcelファイルをご覧ください。

海況調査情報データのダウンロード