臨時・五ヶ所湾海況調査情報令和5年9月12日号
調査日時
令和5年9月12日 9時24分~午前10時35分
観測場所
礫浦定点・迫間浦定点・船越定点・中津浜(裏)定点・五ヶ所浦定点
佐田定点・下津浦定点・木谷定点 8測点
本日の観測結果
本日も先日よりの五ヶ所湾におけるの赤潮の状況把握のため臨時観測を行いました。
0~10mの水温及び溶存酸素量は、水温26.0~29.2度、溶存酸素量1.6~10.0mg/lです。
本日の観測でも、まだ五ヶ所湾全域で着色は見られますが、特に礫浦、迫間浦海域、神原海域
などで濃厚部が見られます。
プランクトンの種類については、礫浦、迫間浦、中津浜海域で最高細胞数730個体/mlの
ヘテロカプサ・サーキュラリスカーマが確認されました。
また、最高細胞数180個体/mlのカレニア・ミキモトイも確認されています。
今回、確認された2種類の赤潮プランクトンにおいては、魚介類のへい死を引き起こす危険性が
あります。特にヘテロカプサ・サーキュラリスカーマは、アコヤ貝などの二枚貝のへい死を引き
起こす有害種ですので、今後の動向や、貝の状態には十分注意してください。
神原海域において、最高細胞数4,680個体/mlのタカヤマ・sp(属)が確認されています。
この種類においては、あまり漁業被害の報告はありません。
現在、五ヶ所湾において多種類の赤潮プランクトンにおける高密度の部分が、移動または各所
で発生していますので、今後の動向に十分注意して下さい。
また、水深5mより深い所において低酸素状態となってきており、「うみログ」などを活用し注意してください。
各観測地点詳細データは下記のPDFファイルまたは、Excelファイルをご覧ください。
海況調査情報データのダウンロード
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更新日:2023年09月12日